2021年9月6日(月)オンライン会議形式により、2021年度第17回情報交流委員会(委員長:廣川隆明 エネコム)を開催いたしました。

前半はANAシステムズ株式会社(以下、ASY)矢内 章浩氏からは今年度の当委員会の検討テーマ(DX推進)を
「ANAシステムズのDX推進への取り組み」と題して発表いただきました。

中期経営計画による事業領域の変化へ対応するために新たな人財(DX人財)の定義・育成モデルが必要となったことからはじまり、DX人財をどのように定義し、どうやって育てているのか。それがうまく行っているか、課題は何か。
従来のIT人財との違いは何かなどを具体的なアウトプット(役割・タスク・スキル・キャリアパス・データの可視化方法など)を提示いただきました。
また、多くの企業で抱える「シニア層の活用」に向けた施策案についても現在、ASY社で直面している課題や検討中の事項などについても発表いただきました。

発表後は休憩を挟み、各社のDX推進状況などをグループに分かれてディスカッションを行いました。

後半は、株式会社日本コンピュータコンサルタント(以下、NCC)長岡 永典氏から「継続した運用の中での効果や課題に対する解決方法」と題して発表いただきました。
企業目標の明確化、戦略的な人員配置、次世代リーダの育成・部門キャリアパス構成の計画(キャリアパスの明確化)など経営効果についてお話をいただきました。
また、導入開始時の課題や運用時の課題、それらの課題に対する解決方法など自社の事例を挙げた発表は、今後継続したiCDを活用していく多くの企業にとってモデルとなる内容でした。

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次回は12月に今回議論できなかった各社課題を中心にグループディスカッションを行います。